繊細なアナログ信号をディジタル信号に変換する－A-Dコンバータ活用のコモンセンス：性能に影響する変換コア以外の回路

摘要

トラック＆ホールド回路とサンプル＆ホールド回路。 多くのADCではA-D変換中に入力信号（変換目標）が変化すると正常な変換ができませh．これはディジタル·カメラの被写体ぶれと同じで，解決には十分速いシャッタ速度で画像を静止させる必要があります．トラック＆ホールド(T/H)やサンプル＆ホールド(S/H)回路はアナログ信号をサンプルし，変換終了までその値を保持します（図20）．以前はT/HやS/H回路は外付けが多かったのですが，現在はADCに内蔵か，ADCコア自体がその働きをする事が多く「サンプリングDAC」と呼ばれます．実はT/HやS/H回路は変換性能UPの鍵となっており，各社のノウハウが詰まっています．なおS/Hはホールド期間以外の出力が未定義なのに対し，T/Hは入力に追従しますが，実質上の違いはありませh．