医療用医薬品18年国内市場 2年連続で減少 IQVIAまとめ薬価改定が響く

摘要

IQVIAジャパングループのまとめによると、2018年の国内医療用医薬品市場は薬価べースで前年比1.7%減の10兆3374億円だつた。4年連続での10兆円台だったが、薬価改定が響き、2年連続で減少した。薬効別に売り上げ規模をみると、7年連続で抗腫瘍剤が首位を維持。製品別では、アツヴィの C型肝炎治療剤「マヴィレット」がランクインと同時にトップに立った。薬効別で1位となった抗腫瘍剤の売り上げ規模は、薬価べースで1兆2001億円に達した。2年連続で1兆円台を突破し、過去最高を更新。製品別にみると、中外製薬の「ァバスチン」が首位となり、小野薬品工業の「ォプジーボ」が続く。 17年2月に発売した、才プジーボと競合するMsDの「キイトルーダ」は3位に食い込み、ァストラゼネ力の「タグリツソ」も大幅増となった。