三菱樹脂、吉田社長に聞く～「ハイブリッド複合材」成長の柱に－育成事業売り上げ2015年度600億円へ／海外市場開拓も加速－

摘要

三菱樹脂はGFRP（ガラス繊維強化樹脂）やCFRP（炭素繊維強化樹脂）など「ハイブリッド複合材」を成長戦略の柱に据える。連結子会社化したエンプラ加工の世界最大手クアドラント（スイス）とのシナジー効果を早期に最大化したい考えだ。研究開発では、育成事業と位置付ける燃料電池材料やバリアフィルムなど6大テーマで2015年度に合計売上高500～600億円を目指す。統合新社発足から3年目を迎え、海外市場の開拓にも本腰を入れる同社の成長戦略を吉田宏社長に聞いた。