クレハ、PGA事業スキーム変更後の展開進展～量的拡大目指す－米国で設立のKESが2月本格始動／中国市場も有望視－

摘要

クレハのPGA（ポリグリコール酸）事業が進展している。PGAは主にシエール掘削用部材として採用が 広がっており、主戦場の北米では、2014年よりマグナム·オイル·インターナショナルと提携し、採用拡大 を図ってきた。しかし、2016年4月からはそのスキー ムを抜本的に変更。従来はクレハがマグナムにPGA （丸棒タイプ）を提供するのみにとどまっていたが、契 約変更によりクレハ独自で切削加工品やシュール掘削 機器の設計·製造·販売ができる体制となり、「バリ ューチェンを一社でカバーできるようになったため、当社が目標とする利益水準は確保できる」（西畑直光執行役員）と自信を深めている。