資源国での新設計画は流動的に

摘要

一方、資源国におけるメタノール設備の新設は2011年第1四半期のメタネックス·エジプトの126万トンを最後にない。今後についてもインド、アゼルバイジャン、ガーナ、イランでメタノール設備の新設がアナウンスされているものの、いずれの案件も整備スケジュールは流動的となっている。これは、地政学的リスクの高まりに加え、エネルギー価格の高騰で天然ガスの供給元がメタノールに加工するより、ガスのまま供給したはうが経済的に有利と考えているためで、メーカーは「資源国サイドの立地計画が止まっている。