【連載：世界のバイオプラスチックは今（動向と課題）第25回】 今月の抄録 (2019年9月1日～30日）

摘要

治癒が不十分な傷や重度の瘢痕は、美容上の問題だけではなく人の可動性と健康を損なう可能性があ る。Empaの研究者は、GebertRuf Foundationが後援する「Scaravoid」プロジェクトにより、過剰な瘢痕化を防ぎ、傷を素早く治すのに有効なショウガターメリックを必須成分とするフォームを開発した。Empaチームは、特定医療用途で承認されている生体高分子足場を活用し、プロセスのいくつかの段階で介入。高圧反応器で、ポリマーに超臨界二酸化炭素を使用して膨張し、圧力と温度を変えることで細孔径を微調整できる。傷に配置されるとポリマー足場が開孔構造により、移住細胞に適切な構造を提供。フォームは生分解性であるため、細胞はポリマ一構造を分解、新しい足場を生成する。