バイオミメテイクスの展示会を科学博物舘で開催

摘要

東京の国立科学博物館では、企画展「生き物に学び、くらしに活かす一博物館とバイオミメテイクス」を、6月12日まで開催している（http：／／www．kahaku．go.jp／event／2016／03biomimetics）。バイオミメテイクスと は、生物学と工学が連携·協働し、生物に学びながら 暮らしをより良くすることを目指す学問。バイオミメ テイクスという言葉自体は1950年代後半にオットー· シュミット博士により提唱されたがその概念は古くよ り実践されており、レオナルド·ダヴインチの時代ま でさかのぼることができる。従来はモノづくりへの活 用が中心であったが、最近は、シロアリの巣の空気循 環構造を建物の省エネルギー空調システムに活かすな ど、社会問題の解決や新しい人間社会のあり方につな げるべく、より広い視野で研究が進められている。