細胞活性化、自己治癒カアップ／He、Ar、プラズマ発生ガスに利用

摘要

細胞を活性化させ、自己治癒力を高めるとされる大気圧プラズマの応用が医療分野で注目され始めた。真空容器内の低圧状態で発生させる低圧プラズマに対し、大気圧プラズマは真空容器を用いずに高密度なプラズマを発生させることが出来るため、真空中に入れることの出来ない生物等にも適用が可能だ。また、平田孝道東京都市大学教授によれば、液相中、または、気相－液相界面反応場を利用してプラズマを発生させれば、細胞の活性化·増殖や組織再生を促成させる、つまり、自己治癒力が高めることも可能という。医療分野の大気圧プラズマ実用化を目指す、その研究の場を取材した。