(S152)スライドプレートの面損傷機構と金属添加の効果

摘要

鋼の連続鋳造で使用されるプレート用の耐火物として、Al2O3-C 質にSi、Al 等の金属を添加し1000°C以上の温度でCO 雰囲気にて焼成したものが主流である。C はスポーリングや地金付着の抑制を、金属は焼成中に炭化物を生成することによる強度向上を目的に使用されている。プレートは、摺動面の損傷(面損傷)が大きくなると湯止まり不良となるため、面損傷が交換要因となるケースが多い。そこで、プレートと溶鋼の反応に着目、面損傷機構とプレート材質に添加される金属の効果について実験室で検討した。