(PS174)硬質粒子複合型Ni 基超々合金肉盛層の硬さ分布に及ぼすレーザ加工プロセスの影響

摘要

Ni 基超々合金はNi3Al（L12）相とNi3V（D022）相から構成される二重複相組織を特徴とする金属間化合物合金である。本合金は高温において優れた力学的特性を示すが，硬質粒子との複合化が可能になれば，より広い温度域において高い耐摩耗性が実現出来る。前報[1]で，硬質粒子が低体積率である肉盛層における二重複相組織の形成へ及ぼす炭化物粒子の影響を報告した。本報では高硬度化を目的に，高体積率の硬質粒子を含む肉盛層の作製に及ぼすレーザ加工プロセスの影響に注目して調査を行った。