強加工後の内部組織変化を予測するためのミクロスケールモデル（第1報 強加工組織の粒界面積）

摘要

古典的核生成一成長理論によれば、フェライト相変態は主に結晶粒界で発生し、初期の核生成段階を経てその後のフェライト粒成長段階に至ると考えられている。 本研究では、強加工した金属材料の微細内部組織生成過程をミクロスケールモデルによって解明することを目的とするが、まず本報では、フェライト変態に有効な粒界面積の定式化について検討する。