製造中核人材育成事業が目指すもの～各プロジェクト概要とその中間報告～産学連携型製造中核人材育成事業に関して

摘要

産学連携型製造中核人材育成事業が、平成17年度より3年間の予定で開始されている。 この事業は、『技術と技能の融合人材や開発·設計と生産の融合人材など、我が国の産業を支える製造現場の中核人材の育成·強化へ向け、必要な知識·スキルの体系化、教育プログラムの開発、製造現場とベテラン人材を活用した実践的な人材育成など、新たな人材育成システムを構築し、我が国産業競争力の強化を図ることを目的としている。 唬ńU済産業省ホームページより転記）すべての製造業を対象としており、現在36件のプロジェクトが採択され、事業を展開している。 17年度の事業が終了し、中間審査を受け18年度の予算が確定し、18年度の事業計画の策定に入っている段階にある。 金型に関連するプロジェクトも含まれており、また人材育成という従来にない内容に対する取組みであり、その成果に対する期待感には大きいものがある。 そこで、本稿では、こうした事業が実施されるに至った背景、採択された事業内容、今後の展開といった内容を紹介する。