高品質·高付加価値製品を不良なく、高歩留まり·高生産性を実現するために

摘要

筆者がプラスチック成形の世界に足を踏み入れたのは、大学を卒業した1970年。まさに日本は70年安保闘争の真最中の47年前のことだ。1964年に東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が東京一新大阪間で開業し、名神高速道路が名古屋一大阪間で結ばれた。日本は戦後復興の時代から高度成長の時代へと大きく変わろうとしているときだった。新しい車が次々と発売されて、活力と願望を生hでいった。家電関係では、家庭に1台のスローガンで、テレビ、冷蔵庫、洗濯機が飛ぶように売れた時代でもある。豊かな生活を求め、働けば夢のような車、電化製品が手に入った。1974年第一次オイルショックに見舞われながらも、ユーザーが求める、型締め力16tから4，500t の成形機の開発に、半ばがむしゃらに従事していたときだ。