冨士ダイス：超硬合金～金型を一貫生産顧客ニーズを具現化する超精密加工に挑む

摘要

冨士ダイスは超硬合金の製造から、内製した超硬合金を素材とする耐摩耗工具·金型の製作までを一貫して手がけている。素材メーカーでありながら、販売に占める工具·金型の割合が高いのが特徴。売上げの約1月·を占める金型は、自動車部品向けのプレス·鍛造金型を中心に、レンズ向け、飲料缶向けなど幅広い顧客層に製品を提供している。国内では8カ所に主要生産拠点を設けており、2016年11月に熊本製造所をリニューアルオープンし、新規で工程管理システムを導入するなど、現場の生産効率改善にも注力している。同社の強みの一つが、「顧客ニーズを具現化する力」。厳しい使用環境に耐える超硬合金の開発や、付加価値の高い金型を提供することで顧客の製品開発を支えてきた。郡山製造所の製造第四課で金型製作に従事する清水智行さhと井出雅之さhも、常に高いハードルに挑hでいる。2人の取組みを取材した。