コーテッド超硬ロングネックボールエンドミルによる高硬度焼入れ鋼の直彫り切削加工

摘要

筆者らは、高硬度焼入れ鋼などに対して耐摩耗性および耐欠損性に優れ、小径ロングネックボールエンドミルによる安定した直彫り切削加工を行えることを目指し、工具形状、コーティングなどの最適化について検討を行った。 その結果、65HRC程度までの高硬度焼入れ鋼に対して、従来と比較して飛躍的に安定した切削加工を行える小径コーテッド超硬ロングネックボールエンドミル「MRBH 230」シリーズ（図1）を開発した。