躍進する海外金型産業の最先端 解説2：光州金型産業振興会と韓国金型産業の最新動向

摘要

IMF（国際通貨基金）流動化危機を短期に克服し、急激な経済発展を遂げた韓国は、その副産物としてソウル首都圏に人口と国内総生産の約半分が集まるという極端な一極集中社会と地域間不均衡発展という構造的問題を生み出した。2003年に発足した慮武鉱政権は、この弊害を改善するため「成長優先」よりも「均衡発展」に重点を置く国士政策を標模した。そして、地域主導による地力イノベーション·システム(RIS)構築が急務の政策課題であると位置づけ、特に従来の経済拡大牽引地域である韓国東南圏から西南圏への国士開発軸のシフト転換、産業構造資源の集積の不利益是正が図られた。