金型の未来を拓く技術者たち 24：狭山金型製作所－苦労して作り上げた金型で、思い通りのモノを手にした時、最高の瞬間を味わえる

摘要

豊かな自然に恵まれた狭山丘陵の一角に位置する狭山金型製作所。そのモダンな建物は周辺の町並みの中でひときわ目を引く。玄関の前には見事な桜の木が一本植えられ、毎年春には満開の桜が咲き乱れる。玄関ドアを開けるとロビーは木を基調としたデザインが施され、昼間は来客応対や仕事の打合せに、夜間は社員の憩いの場として利用されている。製造現場は射出成形機や放電加工機、工作機械が整然と並べられ、5Sが徹底した職場では社員が機敏に動き回っている。同社は埼玉県入間市周辺の中小企業で構成する共同受注組織「チーム入間」の創設や、昨年開催されたユーロモールドに「KANAGATAイレブン」の一員として共同出展するなど、金型業界の活性化と繁栄のために新しい風を送り続けている。