超音波ロータリー加工機の用途およびセラミックス·超硬への形状加工例

摘要

近年、宇宙開発、原子炉、核融合炉、航空機などの先端技術分野においては、高温、高真空、高腐食性などの厳しい環境に耐える材料が求められているが、開発盛hな新エネルギーや省エネルギーの分野においては1,000°C以上の高温環境下で、しかも長時間使用可能な材料が必要不可欠である。 このような過酷な環境条件下では、金属材料や有機高分子材料ではすでに使用限界にあり、軽量、耐熱性、耐食性、耐摩耗性、耐放射線性を兼ね備えたセラミックスの役割が大いに注目されてきている。この優れた特性を活用するには焼結後の機械加工が必要となり、大部分のセラミックスは高硬度でもろいため、加工が困難であるが、そのような材料を加工する有効な手段として超音波ロータリー加工機があげられる。 ここではその原理、特徴·仕様、加工事例を述べてみる。