ポストポリオ症候群の患者の腹部ステントグラフト内揷術において， デスフルランを使用して全身麻酔を施行した1症例

摘要

ボストポリォ症候群では，ポリオに罹患後，10-50年経過してから，易疲労性，筋力低下，筋萎 縮，痛みなどの新たな障害を生じる。ポストポ リォ症候群の患者の麻酔管理に関する報告2卜5)は 非常に少ない。今回，ポストポリオ症候群の患者 の腹部ステントグラフト内挿術において，デスフ ルランによる全身麻酔を安全に施行できたので報 告する。