ロシュ、薬剤結合抗体、個別化医療アプローチを強化

摘要

ロシュはこのほど、治療歴のないHER2陽性の転移性乳がh（mBC）の患者を対象とした第II相臨床試験であるTDM4450g試験の結果を発表した。一同試験では、trastuzumab　emtansine（T-DM1）と標準療法であるHerceptin（trastuzumab）とdocetaxelとの併用療法を比較検討。その結果、trastuzumab emtansineによる治療を受けた患者では疾患の悪化また死亡のリスク（無増悪生存期間:PFS）が四一％減少し、PFS中央値が五カ月延長したことが示された（ハザード比〇·五九、PFS中央値十四·二カ月対九·二カ月）。