生産管理システムの活用で「加工状況の見える化」と「負荷の見える化」を実践超多品種少量生産の複雑な生産管理に成功

摘要

㈱ナカハラは0.9mmからの薄板板金加工を得意とする板金加工メーカーだ。3DCAD/CAMを活用した設計から、レーザ加工、曲げ加工、塗装、溶接、組み立てまでをすべて社内で一貫で対応している。主な加工部品は建設機械、また輸送機関連部品で、関西圏を中心に多くの顧客を抱える。長年エクセルなどで作成した計画表を元に生産してきたが、月産のアイテム数7,000以上、生産数も70,000個以上に上るなか、現場の負担軽減と納期厳守を目指し、2008年に生産管理スケジューラー「FLEXCHE（フレクシェ）」、2010年には板金加工に特化した生産管理システム「APC21」を導入。両システムを連携させることで多品種少量生産の状況をリアルタイムに把握。現場の負荷軽減と、納期遵守に成功している。