特許庁、中小企業の特許出願などに対する支援を充実

摘要

特許庁は中小企業の特許出願や審査請求に対する支援策を拡充する。 政令改正し、資金力が乏しい中小企業の審査請求料を半額にする制度の対象を広げる。政令改正後は会社設立10年を超える企業でも同制度を利用できるようになる。 さらに特許審査請求前の先行技術調査を無料で行う制度について06年度に前年度実績の約4倍にあたる8000件の利用を見込むなど、中小企業の知財活動にかかる費用負担を軽減する取組みに力を入れる。 特許審査請求料を半額にする制度は資本金3億円以下、法人税が課せられていないなどの要件を満たす企業が対象。 現在は設立10年を超えた企業ほ利用できない。 同制度の利用数は年間約70件にとどまっており、要件緩和でより多くの中小企業が使えるようにする。