JAL123便事故-安全工学の視点から検証する

摘要

本書の副題は、「安全工学の視点から検証する」である。現実に起こったあのJAL123便の墜落事故を通して、安全とは何かを工学的に明確に提唱しているのが本書である。事故というものは、いつ、どこで起きるか分からず、また予想できないことが多いという。予想がつきにくいからといって何もしなくてもよいというものでは決してない。実際に起こった事故を通してあらゆる角度から徹底的に原因究明することが求められ、このことが安全性の確保につながる。本書の中にも内外の過去のいくつかの事故事例が取り上げられ、検証されている。