接着の現状と進歩

摘要

1995年頃接着剤の日本の需要は最低の落ちこみになり、それから徐々に上昇して2001年にピークに達し、2002年になって景気後退に伴い、大きく低下している。2001年の各接着剤の生産、出荷は表1のようである（日本接着剤工業会による）。 ここ数年の出荷金寮はほぼGNP、住宅着工件数に関係している。 Chemical Engineering News 2000年5月号による世界の接着剤の1999年の接着剤の需要は5.9ビリオンポンド（約300万t）で、水性接着剤が多く、ホットメルト、反応系がこれに次ぐ。周途は包装用が一番多い（図1）。 同年の日本の接着剤は約100万tで水性、ホットメルト、ホルマリン系が多　 く、用途は木材合板用が多い（図2）。 これから日本は世界の需要の1/3を占めるように思えるが、世界はドライベース、日本はウェットベースであるから、比較すると日本はもっと少ない。