ディーゼル煤除去技術開発の進展

摘要

欧州乗用車市場において、1990年代後半には20％程度であったディーゼル搭載車シェアはその後10年間で右肩上がりに伸び、現在は50％の過半数を占めている。コモンレール式燃料噴射システムと過給ダウンサイジングを組み合わせた新型ディーゼルエンジンは、二酸化炭素の排出がガソリンエンジンより少なく燃費の良い「環境に優しいエンジン」という認知がされており、その太いトルク特性による走行快適性とあわせてユーザーに受け入れられている。