京大、パラジウム－コバルト酸化物の磁場での電気抵抗変化を発見－新たな磁気センサー開発に道

摘要

京都大学大学院理学研究科の米沢進吾助教と前野悦輝教授は、大阪大学、大阪市立大学、首都大学東京、広島大学との共同研究で、非磁性のパラジウムーコバルト酸化物（PdCoO2）が、いくつかの条件を満たすことで、磁場によって物質の電気抵抗が変化する磁気抵抗効果があることを発見した。このメカニズムの活用で、磁性元素を使わない新たな磁気センサーなどの開発につながると期待される。