磁気ディスクはプラスチック化できるか（4）--超精密無欠陥成形技術の研究開発と将来展望

摘要

磁気ディスクの高密度化のためヘッドの浮上量は0.2μm以下に低下されつつある。 このため凸状表面欠陥はヘッド·クラッシュを生じさせ、根本的な問題となる。 また基板には凹状表面欠陥も存在し、ヘッドクラッシュのみならず、ディスクの電磁時性エラーを生じる品質低下につながる。 （1）アルミサブストレートの表面欠陥アルミの溶湯中には、①非金属酸化物介在物、②粗大金属間化合物が存在している。 その径は10～1000μmで厚さは1～8μmである。 ディスク用合金は、潜湯処理、鋳造時にフィルトレーションを行い、①金属間化合物を固溶化、②地金の高純度化、③急冷による超微細分散化、が行われる。