需給ギャップ埋められるかは不透明 OPECプラス、1000万BD規模の減産へ

摘要

サウジアラビアなどOPEC加盟国と口シァなど非OPEC加盟国を含めたOPEC プラスは9日、テレビ会議で協調減産に向けた協議を行った。関係筋によると、5 月からOPECプラスで1000万BD規模の協調減産を行い、7月まで実施。その後は減産規模を縮小する方向で合意したものとみられる。OPECとロシアの直近の原油生産量の約25 %に相当するケ夕外れの減産を行う背景には、新型コロナウイルスの感染拡大による石油需要の大幅な落ち込みと、産油国間のシェア争いによる需給バランスの崩壊で原油価格が急落していることがあげられる。