LOHAS層をつかむ新マーケティング--「原因系の分析」で顧客の購買心理を読み解く

摘要

景気の回復と同調するように、薄型大画面テレビが急速に普及し、高級リゾート会員権や高層マンションの人気が急騰するなど、バブル期をほうふつとさせるほど市場が活気づいてきた。ただし、マーケテイング担当者は注意してほしい。 投機や転売を目的としていたバブル期とは、顧客の購買動機が大きく異なるからだ。 現在の顧客は、自らのライフスタイルの充実や精神的な余裕、心のゆとりを求めて購入している。 価格が高いものから順に売れるという単純な図式が通用しない。年齢や性別、住所、職業、年収といったデモグラフィツク特性で顧客をとらえてアプローチする従来のマーケテイング手法は限界が見えてきた。