とりあえず抗菌薬を飲ませておくべき？

摘要

「とりあえす抗菌薬」はなし.発熱診療においては詳細な病歴聴取と身体所見が重要.その人が感染症か感染症でないか，感染症であれはどの臓器の感染症らしいか，重要な背景疾患かあるか，社会歴はどうかなど，さまさまなことを考慮に入れ抗菌薬投与を検討.抗菌薬投与前には，常に細菌学的診断目的にて検体を採ることを検討.発熱患者を外来で診察するときは，状況が許せば発熱患者にあえて抗菌薬投与せす，短い間隔で経過を見ることも選択肢になり得る.