1993年の渡邊らによる腹腔鏡下大腸切除術の報 告以降,多くの施設で腹腔鏡下手術が行われるように なった.大腸切除,特に結腸切除で腹腔鏡下手術の普 及が早かった理由としては,剝離?授動により小切開創から体外に露出しての切除?吻合操作が可能なこと や,腹腔内での器械吻合が容易なことが挙げられる.本稿では,結腸切除における消化管吻合法として汎 用されている機能的端々吻合(functional end to end anastomosis : FEEA)の手技および注意すベき点に ついて述べる.
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