胃切除後再建/1.胃全摘 b.腹腔鏡下胃全摘術における サーキユラ一ステープラー再建 —かがり縫い法によるアンビル装着

摘要

昨今，腹腔鏡下の縫合手技は広く普及し，多く の外科医が個々のトレーニングにより確実な縫合 手技ができるようになつてきた。また，腹腔鏡下 胃全摘は難度が高く，食道空腸吻合以外にも縫合 手技が求められる。腹腔鏡下胃全摘後の再建にさ まざまな工夫がなされているが，単純な「かがり 縫い法」によるアンビル装着は定型化が容易で多 くの施設で実施可能と思われ，その成績も良い。本稿では，そのコッとピットフォールを交えて 最新の定型手技を紹介する。