リスクベース工学の新展開2．信頼性工学とリスクベース工学

摘要

前回においても述べられた通りに，機械構造物の設計，製造，メンテナンスのあらゆるステージでリスクベース工学導入の必要性が高まっている．この場合，決定論的判断ではなく，確率論的判断が求められることになるが，この変化に伴って，信頼性工学の垂嬰性が高まってくる．これまで，信轍性工学では，破損確率評価などの理論的取り扱いが進hだ別には，実用と結びつかないきらいがあった．リスクベース工学の導入とともに，ようやくその本格的に活用され芦ステージに進hだといえる．今回は，リスクベース工学の評価手順を主に信相性工学的側面から紹介する．