「スプレーギクの毒液土耕栽培と施肥管理技術

摘要

現在、スプレーギクを含む日本の切り花生産は、施設の大型、重装備化に伴い固定化した施設内で連作されている。 しかも、スプレーギクは同一施設に年数回作付けされることから極端な連作となってきた。 その結果、作土層に無機成分が集積し、塩類集積による連作障害がみられるようになってきた。 そこで、栃木県農業試験場では、植物および土壌の簡易栄養診断技術を基に、植物が要求する水と無機成分を施用する毒液土耕法を開発してきた。