ごみ溶融処理施設/酸素洗浄装置の高度化?リアルハプティクス（力触覚）技術の適用と 今後の自動制御に向けた展望?

摘要

都市ごみのガス化溶融技術の一つであるシャフト 炉式直接溶融炉プロセスにおいて，炉底部の溶融を 促進させるために酸素洗浄作業が行われることがあ る。酸素洗浄作業は酸素洗浄装置を遠隔操作して行 われるが，外部から炉内の状況を把握できなかった ため，これまではオペレータの経験と勘に頼ってき た，この課題に対して，当社は，リアルハプテイク ス^ (力触覚）技術を酸素洗浄装置に適用した。そ の結采，オペレータが酸素洗浄装置を通して炉内の 状態を力触覚として把握できるようになり，酸素洗 浄の作業性が向上した。本稿ではリアルハプテイク ス技術を適用した酸素洗浄装置についての当社の取 組みと今後の自動制御への展開について述べる。