β線吸収法と蛍光X線法の組合せによる 自動計測装置(PX-375)の紹介

摘要

粒子状物質は大気汚染物質の1つとして注目さ れており，発生源の特定?発生メカニズム解明の ためには，どのような物質から構成されているか を把握することが効果的な対策を行う上で重要と されている。しかし，質量濃度とそれを構成して いる内容成分を関連付けるためには大量の試料を 手分析する必要がある。これを解決する手段とし て，連続的に質量濃度と元素濃度を測定する装置 (PX-375)を開発し.その捕集フイルタは，PTFE と不織布を組み合わせた独自フィル夕を開発した ものを採用した。これによって質量濃度および元 素濃度を高感度·高時間分解能で測定することが 可能になった。発表では，装置.捕集フィルタの 特徴および各国で行っているフィ一ルド試験の結 果を紹介する。