宮崎県のキユウリ産地のための 脱臭化メチル栽培マニュアルの開発

摘要

キユウリ緑斑モザィク病は，キユウリ緑斑モザィクゥイノレス(Kywn green wottle wosazc virus, KGMMV)によつて，引き起こされる土壌伝染性のウィルス病である。 葉に緑色濃淡の明瞭なモザィク症状，果実に激しいモザ イクおよび奇形を生じることから，著しく果実品質を低 下させる。宮崎県における本病の発生件数は，キユウリ に発生する他のウィルス病と比較して少ない力、非常に汁液伝染しゃすく，1株でも発生すると圃場全体に感染 が拡大，農家に甚大な被害を引き起こすことから，常に 発生が危惧されているウィルス病である。