溶鉄中アルミナ粒子の焼結機構 (電気化学を利用した浸漬ノズル閉塞防止技術の開発-８) (S010_2)

摘要

連続鋳造において、アルミナ系介在物による浸漬ノズルの閉塞は重大な問題である。ノズル閉塞を引き起こ す要因となる介在物の凝集機構は種々の研究がなされているものの、十分には解明されていない。従来から 凝集に関して介在物―溶鉄間の界面エネルギーや濡れ性による評価が多くなされてきたが、動力学的解析へ の適用が困難とされてきた。本研究では、溶鉄中アルミナ粒子の焼結と気相中焼結との違いを実験的に明ら かにするとともに界面物性の影響を考慮した焼結モデルを構築し、界面物性の焼結への効果を明確にした。