(S115)炉底交換方式の導入によるステンレス鋼電気炉耐火物寿命延長

摘要

周南製鋼所では160トン電気炉2基により、ステンレス鋼を製造している。電気炉では溶解性向上を目的に底吹き羽口を用い、溶銑のガス攪拌を実施している。当所の電気炉では、底吹きガス攪拌が溶解性維持のために、必須であることから底吹き羽口が使用できなくなった時点で炉寿命としてきたが、羽口の損耗速度が大きく、寿命が短い点に問題があった。　今回、電気炉における炉底交換化改造および底吹き羽口改善を行い、羽口使用回数の増加により、炉寿命を延長させることが可能となったので、以下に報告する。