加速器中性子を用いた波長分析ラジオグラフィーによる組織構造などのイメージング

摘要

中性子は透過力がつよいため、鉄でも１cm程度を楽に透過することができる。X線では透過力が強いエネルギーでは 波長が短くなりすぎて、結晶構造に関する情報が得られない。一方、中性子では、結晶構造解析に適した波長でも厚 い物質を透過でき、波長依存相互作用断面積に依存した透過スペクトルが得られ、そのスペクトルを解析することに よって、結晶構造、格子歪、結晶子サイズ、結晶子配向などの情報を得ることができる。