「広義のものづくり」と安全·快適なシステム構築

摘要

工学は発達を続けている。 工学の発達は、便利さ、豊かさなど人類への福利向上に貢献していると同時に、安全や、健康に対するリスクの増大も招いている.高度成長期の社会インフラなどの人工物も年月を経て、経年劣化によるリスクも増大しつつある。 最近でも、多数の死傷者を出した大事故が発生し、重大インシデントも多発している.これらは起こっでみれば、ヒューマンファクターが原因とされ、対策として管理強化や、教育訓練の徹底が叫ばれる。しかし、それだけでよいのだろきか。これらの事故の背後にあるものは何かを追求し「広義のものづくり」の立場から、人と技術それに社会の仕組みについて安全り矢通なシステム構築を目指す－ことは大きな意義がある。