Ti-4.5Al-3V-2Fe-2Moチタン合金のミクロ組織、引張特性に及ぼす溶体化-時効条件の影響

摘要

Ti-4.5Al-3V-2Fe-2Mo 合金は優れた熟処理性を有じ、溶体化処理後の冷却を空冷としても、その後め時効処理によって1200MPa程度の強度レベルヘの高強度化が可能である。 また冷却を水冷とした場合には、1400MPa程度め強度レベルヘめ高強度化が可能である[1]。 このため、1200MPa程度までの強度レベル達成では、溶体化処理後の冷却が空冷及び水冷の溶体化-時効処理とも適用可能である。 そこで本報告では、当チタン合金における実用上の熟処理条件適正化のため、溶体化-時効処理条件に伴うミクロ組織の変化に関して詳細に調査し、ミタロ組織と引張特性との関係に関して検討を行った。