耐津波のピロティ構造に--鋼構造建築の提案強化も

摘要

新日鉄住金は29日、鹿島製鉄所（茨城県鹿嶋市）の原料岸壁に近い製銑地区センター（事務所）を、津波に強いピロティ構造を採用した鋼構造の建物（写真＝完成予想図）に改築すると発表した。建設から約43年がたち老朽化が進んだのを機に、床下の1、2階部分を吹き抜けにした耐津波仕様の構造物にすることで、同製鉄所の避難指定地区から離れた製鉄地区周辺の就業者約1400人の安全?安心を確保する。工費は約6億円で、2014年8月に完成する予定。