前週に比べ0.9円の値上がり－ユーザー転嫁は浸透へ－

摘要

石油情報センターの週動向調査（21日）によると、ガソリンは143円60銭／リットルとなり、前週の142円70銭に比べて、90銭の値上がりとなった。東京は146円50銭、神奈川は143円60銭、千葉は140円30銭となった。仕切価格の値上げを受けて、販売業者はユーザー転嫁に取り組んでおり、漸く値上がりが本格化してきた。首都圏の街道沿いSSでは、ボトム価格を140円台に乗せており、8月初めから値下がりが続いていたが、ここにきて値上がりとなってきた。仕切価格では10月15日から累計すると、2円～3円の値上げが実施されており、これまでの下げ分を是正することで、安値地区では4円～5円の値上げとなっている。ただ、これから12月商戦に入るため、増販を期待する向きもあるが、原油価格が軟化傾向をみせているため、微妙な状況となりそうである。