AIREは曰本人闋節リゥマチの疾患感受性遺伝子である

摘要

関節リウマチ（RA)は全世界で0.5?1%の有病率を示す，最多の自己免疫性慢性炎症性関節炎である.その病態はいまだ不明な点が多いが，発症に遺伝因子が関与していることは古くから知られてきた，遺伝因子のなかでもヒト白血球抗原であるHLAの関与は古くから知られているが， HLAは全遺伝因子の1/3-1/2程度を説明できるにすぎないと推定されている，近年，おもに一塩基多型(SNP)を用いた全ゲノム関連解析(GWAS)が盛んに行われ，RAにおいても新規関連遺伝子が多数発見されている，そのなかには，RA との関連が想定されていなかったものも多数含まれている