Uremictoxinと病態

摘要

透析療法が臨床応用されてから約30年が経過したが，尿毒症症状をきたす物質（uremic toxin）の探索もそれと平行して精力的に行われてきた　 分離同定のための生化学的方法の発展に伴って新しい物質が次々に発見された　 その毒性の証明に最近では分子生物学的方底が用いられ上組織，細胞から遺伝子レベルで論じられるようになってきた　 また，その除去に関しても遺伝子工学を用いた新しい方法が検討されている　 uremic toxin研究の現状と最近のトピックスについて述べる