クロック周波数400MHzのDDR3-SDRAM搭載基板を例に：GHz時代の高速マイコン·ボードとその評価術－③ネットワーク·アナライザによるプリント·パターン伝送路の評価術

摘要

本連載では，DDR3-SDRAMを搭載した評価用基板“Armadillo-800 EVA”の設計を例にしながら，高速伝送路の基板づくりのポイントを紹介します．800Mbps（クロック周波数は400MHz）のDDR3-SDRAMを事例としていますが，基本は同じなので，100MHzで動作するSDRAMなどの基板設計にも同様のポイントが当てはまります．前回までは，基板の設計法について解説してきました．今回からは設計が完了した基板のSoCとSDRAM間のパターン配線の測定／評価法を紹介します．今回は，基板の伝送路をネットワーク·アナライザを用いて評価するときのポイントを解説します．