ディジタル処理のための：アナログ回路設計－第12回 代表的な5種類の動作原理とその特徴：D-Aコンバータのしくみ

摘要

D-Aコンバータは簡単に言うと，D（ディジタル）信号をA（アナログ）信号に変換するICのことです．これまで解説してきたA-Dコンバータはアナログ信号を計測（測定）する用途に使用されるものでした．D-Aコンバータは，主にセンサのドライブ信号や画像信号のように，アナログ信号を供給（出力）する信号発生器として使用されています．以前はD-Aコンバータといえば8～12ビット分解能が主流でしたが，最近では18～24ビット分解能のものも市販されるようになりました．そのほとんどがモノリシックICなので，安価かつ小形で使いやすいという特徴があります．初心者でも十分使いこなすことができるようになりましたので，機会があれば是非チャレンジしてみてください．