印加雑音電流の偏向性に着目したWBFC法によるコモンモード雑音耐性試験の最適条件の検討

摘要

WBFC法では被測定基板を回転させながらの試験が規定されているが，経験上，試験条件を維持して筐体内で基板を回転させることは困難である．これまで、コモンモー守雑音を印加するコモンモードポイントについて，基板上の電流の均質化の観点から，その配置や個数を検討してきたが，新たに，コモンモードポイント数に起因する印加雑音電流の偏向性に着目し，その結果に基づいた試験条件の最適化に関する検討を行ったので報告する．