フェイズプレートを用いた空間結合法における、6-LPモード励振の設計方法と評価

摘要

フェイズプレート（PP）を用いた空間結合法において、6LPモード（LP01，LP11a，b，LP21a，b，LP02）の低結合損失、低クロストークを実現するモード励振について、解析的な設計方法を提案する。典型的なSI型、またはGI（2乗分布）型フユーモードファイバの実行断面積が与えられた際、結合光学系を解析的に得ることができる。このモデルでは、結合効率はPPの直後を参照面として、PP通過直後のビームとエルミートガウシアンビームの重なり積分により計算される。一方で、この設計により得られた光学系を実際に構築し実験を実施し、結合損失を計算値と比較したので、結果について報告する。